金沢地区センター40周年記念行事として、桂歌助師匠、桂歌若師匠による特別寄席を開催しました。
多数の参加希望者がありましたが、昨今の事情から人数を絞っての開催とさせて頂きました。開演に先立ち、金沢地区センター館長よりの挨拶として、日頃の当館ご利用に対する御礼、当館が設立した40年前の様子から本日の記念行事開催に至るまでの説明があり、続いて特別寄席の開催にご協力頂きましたそば打ちの団体「麺ずくらぶ」の代表者様よりのご挨拶があり、その後いよいよ歌若師匠の登場となりました。
まずは師匠である名人桂歌丸さんへの弟子入りと楽しいエピソードのあとの本題は「てんしき(転失気)」。体調のすぐれない和尚が医者から聞かれた「てんしきはあるか」の意味が分からずその場をごまかし小僧に調べに行かせる所から噺は始まります。後に「てんしき」の意味が分かって一同「へェ~」と。
続いて歌助師匠の登場です。マクラでは最近の寄席事情に絡め新型コロナの治療薬として期待される「ア〇ガン」が中々承認されないのはメーカーが昔作っていたレンズ付きフィルム「写〇ンです」(伝染〇ンです?)のせいではとの新説を披露し会場納得。いよいよ本題はそばの大食いの賭けで小銭を稼ぐ旅商人「そば清」のお噺です。
参加された皆様、本来は大きく口を開けて大笑いしたい所ではありますが今回はマスク越しの笑いと拍手で我慢して頂きました。それでも、やっぱりビールと落語は生が一番と思った方も多かったと思います。
最後に、歌助師匠のサイン入り本と両師匠のサイン色紙の抽選が行われ盛況の内にお開きとなりました。
寄席は今後も開催の予定です。今回はできませんでした振舞いそばと合わせてお楽しみに。